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令和3年度 校長談話

「正念場」

いよいよ、カリキュラム改正に対応した申請をする年度となりました。正直申しまして、予定より、かなり遅れての進み具合となっております。例年、年度末、年度始めは忙しい時期になるのですが、それに輪をかけての忙しさになっています。ですが、これは当校だけのことではありません。多くの看護師養成所では、同様の状況だと思います。今回の談話では、新カリキュラムにおける当校の『ウリ』を少しご紹介したいと思います。これは、今回のカリキュラム改正におけるポイントである、地域をみる能力、多職種協働能力、臨床判断能力の向上、ICTリテラシーの向上を目指した上での『ウリ』となります。
まずは、技術経験と到達度を上げる取組みです。看護系大学が増え続ける中、3年課程の看護専門学校の強みは、やはり「即戦力」だと考えています。そこで、今までよりも更に技術経験を増やし、「出来る技術」を増やすことを目指します。指定規則に挙げられる技術項目71項目を学内のどの講義で演習するのかを決め、学習要項に盛り込みました。これにより、実習に出る前に基盤となる基礎的な知識や技術をある程度は身につけることができると考えています。
次に、社会人基礎力の向上です。これは、現在のカリキュラムにおいても柱としていることですが、より具体的な学年ごとの目標を定め、授業や実習、その他の活動においてその到達度を評価し、個々の学生が自らの課題を見定め、その改善に向けて取り組むことができるようにと考えています。当校の卒業生が、様々な場において、主体的、そして創造的に物事を考え、チームの一員として力を発揮することができる人材であるように、3年間でそれぞれの成長を見届けたいと思います。
そして、最後に倫理観の醸成です。授業、実習においても、このことは常に念頭に置き、大切にしていきたいと思います。看護の対象である患者さんや療養者さんのみならず、共に働く仲間や友人、自分の周囲のすべての人に対して誠実であることの大切さを伝えていきたいと思います。その態度が、自分に対する信頼にも繋がると考えるからです。自分に正直であること、まずは、そこから伝えることができればと考えています。
時間の制限がある中で、「正念場」を迎えています。教職員一同、協力して乗り越えていきたいと思います。
              令和3年4月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「4月の動き」
4月が終わり、5月になりました。1年生も1か月が過ぎ、少しずつ学校生活にも慣れてきた様子がうかがえます。今の2年生は、年度末にマネジメントの授業(目標管理の基礎として、クラスの運営理念から1年間の目的、目標、計画立案をした後に個人の目標を立案するものです)を行いましたが、1年生は例年通り、4月に行うことができ、ゴールデンウィーク明けに課題の提出となります。2年生は、年度末に行ったため、1年を振り返っての課題を出すところから、クラス運営を考えました。ほぼ1年間、学んできた上での具体的な計画を立案することができました。ですから、この時期に行うことも意味があるなぁと思いました。一方、1年生は、とても創造的な話し合いが出来たと思っています。「難しいなぁ」と言いながらも、私の声掛けに再度考え直し、「おっ!」と思うアイディアを出してくれました。やはり、学生たちの思考は柔軟です。この姿勢を続けていってくれることを願っています。
2年生は、もうすぐ宣誓式です。練習も一度目より二度目、二度目より三度目…と、改善を続けています。随分離れた私のいる部屋にまで聞こえてくるほど、大きな声で宣誓の唱和を練習していました。元気がよく、楽し気な様子に、こちらも気持ちが明るくなります。当日は、心に残る式典になるだろうと楽しみにしています。
3年生は、母体病院の採用試験が終わり、精神看護学実習を控えています。精神看護学実習では、毎年、ひと回りもふた回りも成長する印象です。自分のコミュニケーションの特徴に向き合い、強みや弱みを認識する機会にもなっているからだと思います。様々な経験を通して、学生たちが少しずつ成長していく姿を見ることが出来ることは、学校ならではの喜びだと感じています。
4月の終わりに予定していた、スポーツ大会と春の遠足を合体させた「大運動会」を延期としました。2年生が、企画の原案を練り、それを元に3年生も加わって、詳細な計画を立案してくれました。学生たちが楽しい思い出を1つでも増やすことが出来るように、感染対策も含め、夏には、何とか実施できるように…と願ってやみません。
              令和3年5月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「人との出会いの大切さ」
今日(6月1日)は、本当にうれしいことがありました。年度始めに、今年度に行う講義をお願いしていた講師から、講義をすることができないというお申し出があり、講師を探していました。医師が教授しなければならない講義であり、母体病院にもお願いしましたが、難しい状況でした。そこで、以前、一緒に働いたことのある医師にお願いしてみました。恐らく前回お会いしたのは15年以上前ではないかと思います。「専門ではない領域だからなぁ」と仰っていましたが、資料をお送りして検討していただいた結果、お引き受けくださることになりました。
本当に有難く、嬉しく思いました。まさに「有り難し」です。現在の医療の状況を考えると、とても引き受けていただける状況ではないと思うのです。お話の中で、「いやぁ、最初から分かってたんだよね。宮原さんに頼まれたら断れないって…」と言っていただきました。本当に嬉しくて、とても幸せな気持ちになりました。
その医師とご一緒したのは、当時勤務していた病院で始めたICLSコースでコースのコーディネーターをお願いした時だったと思います。(今、気づきましたが、最初の関わりも「お願い」だったのかもしれません…。)その他に救急外来の当直でご一緒することもありました。とても熱心な医師で、一緒にお仕事できることを嬉しく思ったことを覚えています。
今回のことで、私が改めて感じたことは、人との出会いは宝物だということです。そして、その時、その時、不器用でも一所懸命に取り組んでいることで、出会った人に覚えていていただけ、助けていただけることもあるのだと実感しました。身のまわりでいろいろなことが起こった時、助けてもらえる人がいることに感謝し、私も出会った人を助けられる人でありたいと強く思いました。

              令和3年6月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「笑いヨガ」
今年度は、昨年度に続き、コロナ禍での実習が続いています。今までならば、実習ごとに、仲間と打ち上げをしたり、昼食時には他愛もない話をして笑いあったり…様々な形でストレス解消しながら、多くの学生が実習を乗り越えてきていました。私自身の学生時代を思い出しても、とにかく、友人と食事したり、話したりすることで何とか乗り越えてきたことを覚えています。そのような活動が、制限されている状況での実習継続は、本当につらいものだと思い、学生たちのストレス解消のために何ができるだろうと考えました。そこで、思いついたのが『笑いヨガ』でした。
私は、平成26年に笑いヨガのインストラクター養成講座を受講後、毎年1回保健体育の授業で3年生対象に実践させていただいています。今年度も、5月の終わりに実践させていただきました。終了後に保健体育講師の心遣いで、学生たちからのメッセージを貰いました。そこに、「久しぶりに皆と一緒に笑えて、楽しかった」「リラックスできました」「声をずっと出すのは疲れたけど、気持ちの良い疲れです」「実習の合間にやってほしい」「自分でもまたやりたい」などの言葉が書かれていたことを思い出したのです。
私がまた実践することも考えましたが、30人の学生を1人で引っ張っていくことは不安でした。そこで、近隣にお住いの方で…と探し出し、本日、ラフターヨガインターナショナル日本支部代表理事の川上まきさんに急遽お願いすることができて、再度笑いヨガを体験してもらうことができました。
私自身もカリキュラム改正に向けての検討などで、行き詰った感覚を持っていましたが、終了後には、心も体も軽くなったような気がしました。「笑わなくても良いから、トレーニングとして実践する」…この言葉も気持ちを楽にしました。辛い時や苦しい時に笑おうとすることはきついです。ですが、トレーニングとして呼吸を実践すると思えば出来るものです。そうするうちに、自然に「笑っている」自分に気づくのです。正直、途中で「疲れたなぁ」と思いましたが、やっぱりやって良かったと思いました。午後からの授業でも学生たちの笑顔を見ることができて、本当に安心しました。
私自身は、毎朝10分間の笑いヨガの実践を始めて、今日で3日目です。今朝は、孫と一緒に実践しました。3日坊主とならないように…続けていきたいと思います。

              令和3年7月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「オープンキャンパス、ワクチン接種への協力」
今年度は、昨年度は実施できなかったオープンキャンパスを7月31日に実施しました。感染対策のため、人数を午前20人、午後20人に制限しての開催でした。たくさんのご応募をいただきながら、抽選に外れてしまった方には大変申し訳なく思っております。希望の方には、Web学校訪問も並行して本日、8月2日より開始します。また、個別での学校訪問も受け付けておりますので、どちらも難しい方は是非ご連絡ください。
前置きが長くなりましたが、オープンキャンパスの状況をご報告します。当校のオープンキャンパスは、体験型にしています。そのため、人数制限を厳しく行った面もありますが、参加された方は皆楽しそうでした。そして、私が印象に残っているのは、お手伝いしてくれた在校生の笑顔です。様々な学校行事が中止、縮小される中、久しぶりに授業や実習以外で皆が集まり、ひとつのことを行うことができました。参加してくれた方に楽しんでもらえるように、仲間になってもらえるように…と、おもてなしの心で迎えてくれていました。その笑顔に、私自身が癒されました。
そして、8月8日より、当校の体育館で知多市民対象のワクチンの集団接種が始まります。住民の皆さん、接種の携わる皆さんに少しでも心地よい環境を…と、学生たちがメッセージを作ってくれています。我々、教職員も、草刈りをしたり、準備が滞りなく行われるように、側面的にサポートさせていただいております。直接的なお手伝いの予定はありませんが、看護学校の存在を住民の皆さんに知っていただく機会と捉え、学校全体で出来ることを考えていきたいと思います。そして、何より、トラブルなく、皆さんが安心して接種を終えられるようにと願っております。
              令和3年8月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子
「Web学校訪問」
昨年度から始めたWeb学校訪問を今年度も開催しました。COVID-19が猛威を振るう中、参加人数を制限したオープンキャンパス、個別の学校訪問の受け入れと並行して行いました。昨年度は、初めての試みであったことと実習等の関係で、ほぼ私が実施しましたが、今年度は、行事担当チームの先生方がほとんど実施してくれました。お陰様で、参加してくださった皆さんからいただいたアンケート結果は、非常に好評でした。Zoomを利用して、1人の教員が説明し、1人の教員がスマホで歩きながら学校の中を案内するという方法を取りました。夏季休暇中の学生たちも、時には参加し、教員とのやりとりを見ていただくことで、当校の雰囲気を感じていただけたと思います。来年度は、どのような状況になっているか、心配ではありますが、受験生の皆さんに当校の魅力を感じていただけるように、様々な工夫を続けていきたいと思います。
また、春先に高校訪問をした際には、進路指導の先生方より、看護体験の企画がなくなったり、オープンキャンパスも縮小したりする状況の中で、生徒さんたちが看護師を目指すためのサポートが困難だというお話を伺いました。その後、卒業生がお世話になっている病院の看護部長さんが来校された際に、その件をお話し、看護体験の受け入れを検討していただくことができました。実際に見聞きし、看護師を目指す方の「やっぱり、看護師になりたい」という気持ちを高めていただくためには、学校も将来働く病院も協力が必要だと思います。
緊急事態宣言下で、様々な動きが制限されていますし、臨床の状況はかなりひっ迫しています。そんな中でも、創意工夫し、将来の仲間を増やすための努力は協力しながら進めていきたいなと思っています。

              令和3年9月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「第23回日本看護医療学会学術集会終了」
一昨年から準備を進めてきました、第23回日本看護医療学会学術集会が9月25日に盛会のうちに終了しました。一昨年に企画メンバーの依頼を受け、その後、ずっと企画・運営に携わってきました。2019年12月のクリスマスに第1回企画会議が開催され、およそ2年間に渡るプロジェクトでした。第1回企画会議後にCOVID-19の第1波が襲来し、当初予定していた2か月に一度の会議の開催は、ほとんど実現しませんでした。
月日は容赦なく過ぎ、その間も企画メンバーは、それぞれの職場でのCOVID-19対応に追われていました。中でも、今回の学術集会長である公立西知多総合病院副院長兼看護局長が置かれている状況は、厳しいものでした。まさに「未曽有の事態」が、日々継続的に起こるような状況でした。それでも、準備を進めていかねばなりません。
オンライン開催とすることを決めてからは、その運営をどのようにすべきか、まさに手探りの状態で話し合いを進めていきました。私自身は、学校でのオンライン授業の構築に携わった経験を活かすことが出来ました。運営に関わっていただく企業の方とのやり取りも、その経験がなければ、恐らく、もっと難渋したと思います。やはり、どんな経験も無駄にはならないなと、今回も実感しました。
病院の状況が大変な時には、学会の企画を中心となって、進めていけるようにと心がけていました。多くの方にご協力いただき、多くの方にご参加いただくことで、実りある学術集会になったと思います。閉会式後に企画・運営メンバーで撮影した記念写真には、皆のとびっきりの笑顔が写っています。こんなに多くの人と関わり、ひとつのことを成し遂げる経験はCOVID-19の影響もあり、本当に久しぶりです。このような機会を与えてくださった学術集会長に感謝します。

              令和3年10月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「保健所のお手伝い」
ずっと気になっていながらも、何も行動できずにいました。そんな時に愛知県看護協会より、愛知県看護師学校養成所看護職管理者協議会を通じて、保健所業務の応援依頼が来ました。予てより気になっていましたが個人での動きに困難さを感じていたこともあり、「チャンスだ!」と思い、応援の申し出をしました。
ですが、私がお手伝いに伺った際には、既に、状況は落ち着いていました。そうは言っても、8月中旬以降に溜まっている業務、疲労もあるだろうと思い、少しでもお役に立てればと思っていました。私がお手伝いしたことは、感染者への健康観察を目的とした電話とデータ入力でした。対象となる方々へ電話連絡し、前日からの状況の変化を中心に、お話を伺い、様々な困りごとや心配ごとへの対応と自宅療養に関するお願いや助言をしました。
県外で保健師として働いている友人からも、話を聞いていたので、保健所業務のひっ迫状況とそれに伴う保健師さん達の様々な思いも理解していたつもりでした。ですが、それはあくまでも「つもり」でした。当たり前のことですが、地域には、いろいろな方がいて、1人ひとりの状況に合わせた言葉がけを始めとする対応の難しさを実感しました。そして、何より保健師さん達のそれまでの業務のひっ迫状況と様々なジレンマ、辛い思いなどもお聞きし、私が想像していた以上の事態であったことを認識しました。そして、関わった方々に関する膨大な記録を目の当たりにし、改めて多くのことを感じました。
私は、現在看護学校で勤務していますが、病院で勤務している卒業生の話を聞く機会もあります。それぞれのところで皆が必死に働き、今の状況を支えているということを頭では分かっているつもりでいました。ですが、分かっていなかったことが沢山あることにも気づきました。今回は、本当に応援が必要な時期とずれてしまいましたが、決して無駄な事ではなかったと思います。このような事態であるからこそ、お互いを思いやり、医療職者として出来る協働をタイムリーに実践していくシステムのひとつが構築されたのではないかと考えています。

              令和3年11月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「卒業生の訪問」
最近、卒業生が訪問してくれることが続きました。本当に嬉しい限りです。この学校で勤務するようになった当初から、卒業生だけでなく、当校に入学したものの、退学という選択をした方もが、困った時や嬉しいことがあった時など、人生の様々な局面で「そうだ!看護学校に行って先生と話してみよう!」と思ってもらえる存在でありたいと願っていたからです。学生時代に悩み、苦しみ、それでも卒業を目指して頑張った人、退学して異なる道を歩み始めた人、いろいろな人がいます。
ここで詳細を語ることは出来ませんが、様々な人が、この学校での学びを今の人生において意味づけし、前を向いて歩みつつも、立ち止まった時に思い出すような学校として、存在していることを実感しています。しかし、全ての方にとって、そんな存在であったとは思いません。卒業の時に、「もう二度と学校に来ることはありません」と宣言していく方もいます。ですが、訪問してくれる方の中には「この学校で学んで良かった」と言ってくれる方や学生時代に悩み苦しんだことを回想し「何故、あの時は、あんな風にしか考えられなかったのか、行動できなかったのか、分かりません」と振り返る方もいます。
そして、訪問してくれた方と時間を共に過ごした後に、いつも私が感じることは、学生だった皆さんの「成長」です。学生時代には、分からなかったこと、気づかなかったことを自ら表現し、様々な経験を通して、今、自分が考えていること、感じていることを語ってくれるからです。この喜びは、看護学校で働かせていただいていることで感じることだなと最近まで思っていました。
その考えを見直す機会がありました。先日、以前勤務していた病院で行われているICLS(救急救命に関するコース)コースに久しぶりに顔を出しました。そこには、既にその病院では勤務していない医師や看護師、そしてコース開催当初から協力していただいている救急救命士の方が参加していました。志を共にして、コース運営をしてきた者として、その方々の「今」を知り、働く場こそ違えど、今もなお、それぞれに頑張っていることを知り、嬉しくなりました。
共に働く仲間と学生とでは、関係性が異なるとは思いますが、人との関わりにおいて、その変化を感じ、かつ思いを共有するということを、この先も大切にしていきたいと思います。

              令和3年12月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「2022年、始まる!」
2022年、あけましておめでとうございます。いつも校長談話を読んでいただいて、ありがとうございます。今年は、いよいよ新カリキュラム始動の年になります。まだまだ、詰めなければいけないことが沢山ありますが、講師の先生方もほぼお願いする目途がたち、新しい年を迎えることが出来ましたことに感謝しております。
昨年は、初めて自己点検・自己評価報告書について、教員会議で振り返りをすることができました。2017年度の評価から開始して、初めて…ということを恥ずかしく思うばかりですが、実施してみて、更にその思いを強くしました。実施したことで、ひとつひとつの評価項目についての理解を深め、目指すべき方向を確認し、共有し、検討することが出来たからです。報告書が完成した時点で考えた、「今後の方向性と課題」の見直しをすることが出来、不足部分を補うだけでなく、すぐに取り組むことも出来ました。
今までは、評価には協力してもらっていましたが、とりまとめて報告書を作成することは、実習指導や講義の準備で忙しい教員にお願いすることは憚られたため、ほぼ私が実施してきました。状況的に間違っていたとは思いませんが、作成後に今回のように結果を共有する時間を取るべきであったと痛感しています。評価結果の分析が、私一人の見解に偏っていたと思うからです。
私は、管理者として、組織の状況に応じて自分の動き方を変えるようにするコンティンジェンシー理論を念頭に置いています。報告書作成に関しても、その考えに沿った行動を取ってきた訳ですが、その中でも、もっと、方法を探るべきであったと思います。年始早々、反省するばかりですが、この反省を活かし、今後は今まで以上に、様々な場面で周囲を巻き込み、協力して最善を尽くすことが出来るように働いていこうと思います。
2022年は、どんな年になるのでしょうか?COVID-19の状況も気になるところです。どんな年になるのか?ではなく、どんな年にするのか?という意気込みで過ごしたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

               令和4年1月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「体験レポート発表会」
今年も体験レポート発表会を1月21日に行いました。3年生が、実習で出会った患者さんとの関わりについて、エッセイとしてまとめたものを発表することにしています。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、6月に行いましたが、今年度は一昨年度までと同様にこの時期に行うことが出来ました。夏ごろから書き始め、実習や国家試験勉強と並行して取り組んでもらいました。10回以上提出し、添削を受けて、修正した人もいました。
そして、発表会本番当日。新型コロナウイルス感染症が感染拡大している状況であったため、オンラインでの発表としました。準備、当日の発表態度、司会・進行、書記録の提出…どれをとっても「さすが!3年生!」と思いました。私が、抜けているところに気づいて「先生、これは、どうしたら良いですか?」、「わかりました。じゃあ、皆に連絡しておきますね」等、本当によく助けてくれました。発表も、リハーサルの時には、ほとんどの人が発表時間が守れませんでしたが、当日は逆にほとんどの人が発表時間を守ることができました。司会進行も、通信障害時の対応、指導者さん達への講評の依頼時の機転など、協力して行うことができました。発表会後に、書記の方は、きちんとまとめた記録を提出してくれ、それぞれの皆さんに私が文字としてコメントを残すことが出来ました。この成長は、3年間の学習の積み重ねだと思います。何かひとつのことではないのです。多くの様々な経験を通し、様々な人と関わることで培ってきたものなのです。
そんな思いを抱きながら、参加しているため、発表会の最後の講評では、いつも涙が出てきそうになります。
学校生活もあと2か月…。3年間の集大成として、国家試験勉強のラストスパート、学校生活の総まとめ…頑張ってほしいと思います。応援しています!

               令和4年2月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子

「校長8年目が終わります」
早いもので、校長として働かせていただくようになって、8年が経ちます。末広がりの「八」という数字にあやかって、振り返ってみたいと思います。平成26年4月に校長となり、その前の副校長の1年も加えると、9つのクラスの卒業を見届けてきました。毎年、新1年生を迎え、「どんなクラスになるのかなぁ」と思いながら過ごし、少しずつ、クラスのカラーが出てくるのが1年目の終わりになります。その後、実習や演習を繰り返すことによって、その色は、変化し続けますが、それでも何となくの空気感は、変わらないものだと感じています。
知多市立看護専門学校25回生、26回生(後の公立西知多看護専門学校1回生)、27回生(後の2回生)との出会いから、2021年度入学の公立西知多看護専門学校10回生との出会いまでを私の個人的な思いを中心に振り返ってみたいと思います。
25回生;看護専門学校という場での先輩として、多くのことを私に教えてくれました。卒業の時にいただいた手紙にあった「この1年で学校が変わった。明るくなった」という言葉は今でも私の宝物です。謝恩会で酌み交わしたお酒、美味しかったなぁって思いだします。
26回生(1回生);個性豊かな学年でした。1回生として、同窓会を開設することを決め、今も同窓会活動の根幹を担ってくれています。春の遠足でモンキーセンターに出かけたことが良い思い出です。
27回生(2回生);私が学校に来た年に入学した「同期」です。3年間の成長ぶりを初めて間近で見させてもらいました。愛校作業で一緒に門のペンキ塗りをしたこと、体育館の床の汚れを必死に拭いたこと…良い思い出です。
3回生;このクラスは、個性を大切にしつつ、クラスでの活動をすることをどう実現するかということを考えさせてくれました。卒業後も顔を出してくれる人が多いことが嬉しいことです。
4回生;ほんわかとしたクラスで、思い出しても、何となく、ほっこりするような不思議な感じです。様々な病院に就職した学年でしたが、それぞれに頑張っている様子を聞いて嬉しく思っています。
5回生;男子学生1人の年でした。そして、1年生から3年間での成長ぶりを強く実感したクラスであったように思います。9年間で、唯一、入学した人全員が卒業したクラスで本当に嬉しく思いました。
6回生;5回生とは打って変わって、男子学生が5人のクラスでした。発言力がある人と見守る人と…バランスが取れていたように思います。何だかんだ言いながら、最後はちゃんとやれる人ばかりでした。
7回生;書く力、読む力の強化に取り組んだクラスでした。その成長ぶりから、「努力は報われる」と実感させてくれました。泣き顔を思い出す人も多いですが、それ以上に卒業式の弾ける笑顔も思い出されます。
8回生;2年生からコロナ禍の中での学生生活となり、ストレス解消をどうサポートするかということを必死に考えたクラスでした。高校生の時から関わっている学生もいて、3月の卒業は感慨深いです。
9回生;コロナ禍の入学で、半年間ほど、学校での学習ができず、クラスとしての活動ができませんでした。ですが、通学するようになって、それを取り戻すかのようにクラスが形成されました。残り1年間で実習を積み重ね、更に成長してくれると思います。
10回生;入学当初より元気が良いクラスで、様々なことに一致団結して取り組んでくれています。授業をしていても反応が良いので、有難く感じました。これからも目指すべきところを意識し、協力していってほしいと思います。
今回は、長くなりました。末広がりで、これからも「気づき、考え、協働する看護の専門職を育てる」という理念の元、教職員一同、頑張っていきたいと思います。卒業生の皆さんにも、母校との関わりを大切にしていただけるように…と願っています。

               令和4年3月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子


3月30日追記;9年間、お世話になりました。4月より、公立西知多総合病院で勤務させていただくことになりました。様々なことに取り組んできた9年間でした。関わっていただいたすべての方に感謝しております。ありがとうございました。

               令和4年3月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子